
花をかざる、というのは、私にはささやかな贅沢というか、「いつも」ではない行為。
ふとすると忘れてしまっていて、埃をかぶった花瓶をみては慌ただしい暮らしぶりを思い返し、何か悪いことをしたような気持ちになることがあります。いつでも花を生けることが頭の隅にあるひとを、羨ましく思います。
花が時々ある程度に、雑に花とつきあっていますが、この夏「花を生ける器」について考える機会を得ました。
昨年は
「三時のうつわ展」と題して、豆大福に似合う器を提案しましたが、今回のお題は「ひまわりが似合う器」。なかなか難しい花ではありますが、自分たちが花を生けるときに感じること、こうだったらいいな、を形にするとてもいいチャンスでした。

アイデアはいくつかあって、ひとつは偶然生まれたもの。
たまたま、ピッチャーとアンティークのガラス瓶を入れ子にしておいてみたら、なんかこれいいな、と思ったのがきっかけ。

これが元ネタです。
前から、花が一輪だけでも何本もあっても、どっちでも生けやすい花瓶があったらな、と思っていました。この形だったら1本でも倒れてしまわず、たくさんあっても飾りやすいのではないか、と。

そのアイデアがこうなりました。

かたち違いで2つ作ってみました。
もうひとつは、紙屋さんにお願いしてつくってもらった水玉穴あき紙を使ったもの。
花を一輪だけ贈りたいときに格好いい包装ってないものだろうか、と考えていたことを形にしました。

それがこれ。箱型で中にアクリルのスタンドが入っています。


花が見えすぎず、でも色はちらりと見えて、取っ手もついているので持ち運びやすくて、一輪の花がきれいに収まる。花器と言うよりはパッケージですが、広い意味での器、ということで出品しました。
今回は間に合いませんでしたが、折り畳めるようにつくったら、花屋さんで扱ってくれたりしないか…な、と思っています。
もうひとつは、南米産のお気に入りのガラス瓶を加工したもの。
形がとても綺麗で気に入っていた瓶に、カシュー漆と金泥で装飾しました。

まずは修正液で大体のイメージを決めて、

あとは漆と金泥で装飾。

これが完成形です。

がら違いで水玉バージョンも、会期後半に追加で出品しました。
「はなのうつわ展」では、作家・イラストレーター・デザイナー・道具屋・骨董商・蒸留家などさまざまなバックグラウンドの方々が、同じ「ひまわりが似合う」をテーマに、制作したり選んだりした器を展示販売していました。捉え方がいろいろで今回もとても面白い会期になりました。
"ウェブサイト"では、出品された作品がキャプション付きで掲載されています。ぜひ見に行ってみてください。
私としては、たまたま自分たちの器をご購入くださる場面に居合わせたせいで、
生まれて初めてサインを求められ!笑
箱に(それも持ち運び用につくった雑なもの)Oyadicaと署名させていただいたことが、
今回のハイライト椿事でした。
花を飾るのに、わざわざ器なんてなくても、コップやお皿でもいいけれど、
生けること、を考えるのはとても面白い機会でした。
来年はどんなテーマになるのか、いまから楽しみです。
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