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紅茶騒動 こたえあわせ

はい。
こだわらない拘りのために、MYブレックファストティーを探す日々に、答え合わせの日がきました。

このままブレンドし続けても、あのとき「ベストだ!」と思っていたお茶と飲み比べなければ永久に答えは出ないわけです。やっぱりもう一度Harrods No.14を飲まないと。

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ロンドンに直接オーダーするのはやっぱり送料高いし時間もかかるし面倒なので、Amazonさんで並行輸入しているところを探しました。三越のタイムセールで買っていた頃の値段とは比べられないけれど、そこそこ良心的なお値段で125g入りの缶を入手。

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ウチにある古い缶と、趣きがかなり違う。
どのくらいの頻度でリニューアルしているんでしょうか。
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缶を開けて、茶葉を見比べてみる。Harrodsの方は割と細かい。
それぞれ匂いも嗅いでみる。
自作ブレンドは、なんというか、梅っぽい酸味のある匂い。Harrodsの方はもちろん酸っぱい香りもするけれど、そうじゃない香り(説明できません)の方が勝っている感じ。ふむふむ、この時点でもなんか違うということだけは分かる。
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いつものポットで、久しぶりのN0.14。いただきます。
まずはミルクなしで、いざ!

…あーこれこれ。こんな味だった。
渋みというか、クセというか、なんというか。濃い。強い。歯にくる。
うんうん、ミルク前提の味だ、これは。
もう一つポットを用意して、自作ブレンドと飲み比べてみましょう。
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全然違うものですね!知ってたけど!
NO.14は骨太。
自作ブレンドは華奢。
別に国民性や体型を表現しているわけではないけれど、奇しくもそんな感じの味わいの差がでました。
記憶を掘り起こしてNO.14を再現しているつもりでしたが、使っている茶葉も配合も違う上に記憶なんて曖昧なものだから同じになるわけはない。わかってはいるけれど、何がどうなってこんなに違うんだ!

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入っている茶葉を見比べてみましょう。
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左が自作、右がNO.14。
この写真だとわかりにくいけれど、最初の印象通り自作に比べて茶葉が細かいです。
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あと何か枝っぽいものがいる。
まさか枝じゃないだろうと思って口に含んだら枝でした。
葉ではない。
え、もしかしてそれが答えなの??枝入れればNO.14になるの?
多分そんな答えではないんだろうけれど、いやもしかしたらそうかも知れないけれど、自作ブレンドは華奢な感じがする、ということは分かりました。歯がキシキシするようなパンチのある味わいにするには何が足りないんだろうなぁ。あとはまたシングルで色々飲み比べてみて、それっぽいものをブレンドしていくしかないのか。

久しぶりにHarrod's NO.14に再会してみて思うのは、別にもうこれでなくてもいいんだな、という元も子もないことでした。
確かに暫くぶりのパンチの強い味には、ああコレこれ、これでしたという懐かしさはあるけれど、あれ飲んだりこれ試したりしているうちに、自分の好みも変化していたんだということが、今回の答え合わせの答え。
自作ブレンドのすっきり感が、いまの私の日常茶としてはふさわしいようです。

きっかけはNO.14だったけれど、結果はNO.14ではなかったという…
マドレーヌ浸して呼び起こされるのは過去の記憶だものなぁ。
いまはいまの味を。
ということで、NO.14を求める旅ではなく、NEWブレンドへの旅へとシフトいたしました。
今後に乞うご期待!



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by oyadica | 2021-04-29 11:00 | Oyadica at table | Comments(0)

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