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紅茶騒動

数年前のことです。常備ティーとして愛飲していた、Harrod's Breakfast blend No.14が日本で買えなくなってしまいました。これからどうすればいいんだ・・・とお先真っ暗になってしまったことをしばらく前につらつらと書き殴ったのですが、その後もあれやこれや飲んでみて、不満足ながらもまあよしとしていたのですが。
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未だにキャニスターとして愛用しているNo.14缶の蓋をもう一度しげしげとみると、
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一応ブレンドの茶葉の種類、書いてあるんですよね。
これだけではない、企業秘密の偉大な何かが入っているような気もしますが。

じゃあもう一回自分でブレンドにチャレンジしてみようか、ということになりました。

というのも、コーヒー関連の買い物に時々行っていた、合羽橋のユニオンに、紅茶も結構あることを最近知りまして。茶葉別に100g単位で買えるのなら、この缶に書いてある「Assam, Ceylon, Darjeeling, and Kenya」を買ってみればいいんじゃん?で混ぜてみたらそれっぽくなるんじゃん?という浅はかな考えに至ったわけです。

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買った。4種類買った。
アッサム、ディンブラ(セイロン)、ダージリン、ケニア。それぞれ100gずつ。

しかし、1:1:1:1が正しい配合かどうかはわからない。
まずは25gづつ計って、1:1:1:1基本ブレンドをつくってみます。
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100g分の基本ブレンド。
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いつもの淹れ方で試飲してみます。
…んーーー。
なんか紅茶独特のキシキシ感が強いね。そして渋みというか苦味も結構強い気がする。
で?どの茶葉がその原因なの?

バラバラに味と香りを確かめなければわからない(当たり前)ことに思い至り、
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利き茶。
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それぞれ小さいグラスで1杯づつ淹れて、飲んでみましょう。
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それと1:1:1:1ブレンドも一緒に用意します。
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結果、ケニアとダージリンのクセが強めだということが判明。
…したと思ったのですが、少し冷めてから飲むと他のもそれなりに渋かったり…紅茶なので当然だけど。

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今度はアッサム1:ディンブラ(セイロン)1:ダージリン0.5:ケニア0.5でブレンド。
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再び試飲。今度はどうだ?!
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…結果、クセは少ないが面白味もない、「つまらんブレンド」になってしまいました。
悪くはないんだけど、なんか薄ーーーい味。
難しい!

では一番渋みが強く感じたケニアだけ減らして
アッサム1:ディンブラ(セイロン)1:ダージリン1:ケニア0.5でブレンドしてみよう!
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どうだ!どうだ?
…うーこれも何か味わいが遠い感じがします。クセ強2兄弟を外したブレンドよりは少し味わいがあるのですが、まだ物足りない。
ストレートで飲んでみて、ミルクを入れて飲んでみて、結局首を捻る・・・
そもそも答え合わせのためのホンモノがここにはないし、
茶葉を買う店によっても味も香りも違うだろうし、正解どこ?!

茶葉を育てているわけでも、蒸して紅茶つくっているわけでもなく、ただ混ぜるだけなのに、それでもかなり難しい。もうーーイギリスから空輸するしかないのか。
でもいまホンモノ飲んでも、あれ?こんなだった?と思いそうな気もします。

もうしばらくブレンド祭りは続きそう。
正解できたらOyadica Blendで売り出そうかな…
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by oyadica | 2021-02-13 10:00 | Oyadica at table | Comments(0)

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