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Oyadica的少し面倒な生活(ストーブ)

長く使っている英国製のストーブの話をひとつ。

そもそも今住んでいるマンションは光は沢山入ってくるが北向きな事もあり、冬は結構寒い。
初めの頃はエアコンだけだったが、これだと頭だけ熱く足元は寒い。その後ガスストーブも導入したがなんだか物足りない暖かさ。
そこで、その昔実家の父の画室で、日本画の絵の具を作る材料「膠」(にかわ)を溶かすためと暖房を兼ねて使っていたストーブを、
いまはもう使われていなかったのをこれ幸いと、いまの家に持ってきた。
英国製のAladdinストーブ。
かなり初期型のモデル15。
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父が使い込んだ60年近く前のもの。
足先の先端に穴が空いているのを利用して運びやすようキャスターがつけてある。

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これが結構暖かくて愛用していたが、Oyadicaママンがここに来た時に
「やっぱりこれ暖かいわねぇ…」と、返して欲しそうな顔。くれたんじゃなかったの…
弱ったなと思っていた時、国際フォーラムの骨董市で運良く出物があって入手。これはもう少し新しいタイプのモデル16。
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早速修理して、キャスターをつけこれをメインのストーブに。
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輸入者名「株式会社 簗瀬」から「株式会社ヤナセ」になってるからもう少し新しい、これでも50年ほど前のもの。
説明の「どうにも具合が悪く 正常に燃えないときは、そのまま使い続けて使わず直ちに最寄りの販売店かまたは下記までご連絡ください。」
どうにもって、、、今はあまり書かない言い回し。

前のストーブを使っている時からの問題。
ここの街には灯油が売っていない!
徒歩圏内にガソリンスタンドが数件あることはあるのですが、ポリタンクを見せて「灯油を〜」と言いかけても「ハイオクですか?」と言われる始末。
もちろん配達も探した。「配達は100リッターからですかねぇ」。。。。
そんなにたくさんの灯油置くとこないよ。
この街のひと、みんな灯油つかってないの???
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ということで、こうなります。
しょうがないじゃん。車なんて持ってないから。。。。


エンジンが右側にあるベスパにはバランスを考え左側に括り付け…
なんて嘘、ブレーキペダルが右にあるから左側にしか載せられない。
最近まで行っていた数少ない灯油販売しているガソリンスタンドまで2.7km バイクで8分。
タンク括り付けたりなんだかんだで往復30分の旅。

それが今年、大問題発生!
2011年の消防法改正により、40年を超えた地下タンクのの改修が義務付けられ、その流れで一番近いガソリンスタンドが廃業してしまった。なんてこったい。
しかたなく都心の灯油のある店を探し回る。
結局今行ってるのは3.8km 片道12分。
前よりは遠くなったけどあるだけマシなのか?

普通に灯油が手に入る地域の人からしたら謎極まりない話なのかもしれないけど、都心で石油ストーブを使うのは、ほとんど酔狂、やせ我慢って思う。
でもね。
面倒くさいけど、やっぱり火がある生活って好き。

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お気に入りの茶道用の水差しを乗せて。
(この薬缶もOyadicaママンに進呈しちゃったけどね)





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by oyadica | 2021-01-24 13:29 | Oyadica days. | Comments(0)

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