「ニホンパスタ」事情
2017年 04月 05日
スパゲッティ、スパゲッティーニ、リングイネ、カペリーニ、フェットチーネ、マカロニ、フッジーリ、ラビオリ、ペンネ、ラザーニェ、ヴァルミチェッリ、コンキリエ、ニョッキ...キリがないのでこの辺で止めますが(というよりこれ以上知らない)、クスクスもパスタの一種だと知ったときはそこそこの衝撃でした。そしてリゾーニという米粒形のパスタをミラノのスーパーで始めてみたとき「もう米でいいじゃん!」と思いながらもお土産に買った記憶があります。
そしてそれとは別に、日本のパスタ、というよりスパゲッティーも別な方向に進化していますね。
割ともっちり太め。ナポリタンが変にブームになっている所為もあるのか、最近ニホンパスタも元気なようです。
ということで気になったので買ってみました、極太。
太さ2.2mm。茹で時間が16分!
普段9分で茹で上がるスパゲッティーニばかりなのですっごく長い。
茹で上がりは・・・
なんか白い。うどんぽい。
麺の感じからしてイタリアっぽいソースは合わなそうなので、胡麻油と和えてタラコと青菜のパスタで。
うん、うどんぽい。パスタ・・・ではない。ということで、フォークは却下。箸でいただきます。
もうひとつ、ヤバい香りのするパスタを見つけました in 山梨。
ナポリタン。ほぼ家庭用焼きそば。3食セットなところも日曜のお昼ごはんぽいです。
気になった「Neapolitan」の表記。ナポリは「Naples」だよね?これ合ってるの?
辞書検索したら「ナポリの、ナポリ風、ナポリ人」は「Neapolitan」なのか!「e」が入るのか!初めて知った!英語力ゼロ!勉強になります!でも「ナポリタン」て和食ですよね、もう。そうなると「ナポリ風」は間違いなんじゃ...というのは負け犬の遠吠えでしょうか。
この日は二人分なので1食分を別にしようとしたら、
疑似ミシン目。切れないミシン目。
日本製では珍しい。鋏が必要。
同じく怪しさ満天の老舗ブランド(らしい)魚肉ソーセージ from 山梨のスーパー。
袋を剥くと艶かしい。
具材はこれ。と、マッシュルーム(生)。
フレッシュな野菜と合わせると際立つ人工感。ギョニソ、パワフル。
次はパスタ(もう麺と言いたい)を炒めます。もう焼きそば感しかありません。
具と合わせてソース投入!粉!トマトソースでもケチャップでもない、粉!
なんだかすごい。もうパスタでもナポリタンでもない感じ。
できあがり。
正直、これでいいのか???????と思う味わい。
うどん感もパスタ感もニホンパスタ感からも遠い気が・・・
でも、なにか、こう、これのタダシイ食べ方がある気がする。
妙に研究心をそそるアイテムでした。
ニホンのパスタ事情、結構深いな。