カメラも直す
2017年 03月 28日
このお方、カメラに頓着する割には扱いが非常に荒い。このカメラも一部分部品が外れてしまったにも関わらず、修理されずに放置されていた一品。
壊れているとは言え高級カメラ。はじめは貰うなんてと遠慮していたが、「何台もあるし。これは中で部品が外れてカラカラ言ってるけど、今のところ動いてるからあげるよ」とのお言葉とともに、素人には憧れのハッセルブラッドを頂いてきた。
しかもワイドレンズのディスタゴン50mm付き!
そこには「またちゃんと写真を撮るように」という言葉を感じた。
このカメラはレンズ、本体、フィルム室、ファインダー(覗く所)と大きく4つの構成で出来ており
様々な使い方ができる世界のプロカメラマン愛用のスウェーデン製のカメラです。
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そのまま50mmだけで楽しめば良かったのに
ついついいつものネットオークションで他のレンズをポチリ。
だって、アクセサリーは豊富だし。
今までの6x6フォーマットはレンズ交換でき無いカメラばっかりだったからさ。
このメーカーのレンズはドイツのツァイス製なんかいちいち名前がかっこいい。
必ずフルムを巻き上げた状態でレンズを取り付けないとレンズが外れなくなったり、
カメラとレンズの連動が壊れたりする。
そんなことしたこと無いと思ってたのに
あれ?
ぶつけた???え?僕のせい???
試写してみると案の定、下が写ってない。
まずは本体のみにして。
ガバッと本体から内部が外れる。
一般的なカメラは強度のある鋳造のボディにユニットをはめ込んでいく仕組みだが、このカメラは
強度のあるケースにユニットをはめ込んであると言えばいいのか。
整備性が良く、優れたカメラ。
ネット検索をしてみると遮光扉と軸が捻れてしまっているので
力技で直すとのこと、、、ちょっと根性が要ります。
ここをペンチで挟んで遮光扉を反対側にググッと押すと。
あと中で暴れていたのは遮光扉のカラー?
これも組み付けて完成!!!
意外に整備性も良く(なんせ本体にシャッターが無くレンズにシャッターが内蔵されているから)
長い付き合いになりそうなカメラです。
シャッター切った時の「バホッ」という派手な音も、今やフイルム価格が3倍になったことも
デジタルでは雑に撮っている写真に対して本気で「写真撮ってる気分」になれる
銀塩カメラの醍醐味が味わえるカメラです。
重いカメラですが、ちょっとまた本気で写真撮らなくてはなりませんね。