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お隣さんの裁縫箱を直す

いま住んでいるマンションには変わった人が多い。何で収入を得ているのか解らない人も多い。バリエーションに富んでいてなかなか楽しい。
マンションの理事会の帰りに、お隣さんが、家の設備が古くなって・・・
なんて小さく不満を言うもんだから、ついうっかり「モノによっては直せますよ」なんて言ってしまった。。案の定目を輝かせて、「これを直してくれ」と、彼女の古い裁縫箱を渡されてしまった・・・。
古い裁縫箱。今は靴磨きグッズ入れになっているモノで蝶番を修理して、との依頼。
よく見てみると蝶番のヒンジ部分が錆び落ちている。
この手の和物の金物(金具)って、昔のモノは手が込んでいて美しい。
似た部品を探しにハンズやホームセンターやネットでもみたけれどいい雰囲気のものが見つからない。
こうなったらこの古い蝶番の装飾を残す方法はないかなと考えた結果、新しい色気のない蝶番を下に隠すしかない、という結果に。

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丁寧に蝶番を外し、、、

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丸いヒンジ部分を糸鋸で切り落とし、、、
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鉄の蝶番は板厚が厚いモノしか見つからなかったので真鍮で。

はみ出した部分を削り落とし、

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新しい蝶番を下に入れ込んで、元の古い釘で丁寧にカバー。

それにしてもこの蝶番のセット、雑なプラスの木ネジがセットになっている。何を取り付けるつもりでこんなもん作ったんだろう?

そのまま取り付けたらだだの「お父さんのDIY」っぽい仕上がりになってしまうところでした。

新しい部品が金色に光っちゃってるけど、古色が出てくれば落ち着くでしょう。

少し面倒だったので今回は真鍮の古色つけは諦めました。

(真鍮の古色のつけ方また今度。)

今回は作りのいい和物の金物を見つけることができなかったのが良かったのか、うまく行きました。

後日、おばさまが取りに来られ、「死ぬまで壊れそうも無いわね」と喜んでおられました。


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by oyadica | 2017-03-28 12:13 | Oyadica Aのモノ直しブログ | Comments(0)

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