ミシンも直す elna lotus SP
2017年 03月 28日
実家を出ていまのところに住む時にもOyadicaママンの嫁入道具だの年代物の直線縫いミシンをわざわざ持って来たくらい好き。

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マシンっぽさと、手縫いでは不可能な機械的なステッチを縫ってくれる。
今は嫁入り道具にミシンなんて持っていく人はいないのか?中古は嫌いなのか?
某オークションサイトでは破格の値段で昔のいい時代のミシンが売られている。
そのせいで、気がつけば、このミシンの他にロックミシン、90年代のコンピューターミシンなど3台にもなってしまった。
実はずっと探していたスイスElna社のLotusというミシンが欲しかったが、滅多に出てこない。
このメーカーのミシンをなぜ知っていたかというと、Oyadicaママンが自身の嫁入り道具のミシンを、贈った祖母に返すと言う暴挙に出てまで手にいれたミシンなのである。
買った当時かなり高かったようで、僕が引っ越すときにしれーっと持ち去ろうとすると、必死で取り返えされた記憶がある。
どうやら超有名デザイナーのレーモンド・ローウィーのデザインでMOMAコレクションにも入っているもののようだ。
自分が初めて使ったミシンとあって是非とも欲しい逸品だった。

で、買っちゃいました。母の持っている複雑なパターンが縫えるLotus TSPではなく、シンプルなLotus SP。
開けると、花のように開くのでLotus(蓮)と名付けられたのだろう。
最近のミシンのように筒縫いはできないが、家庭用にはしてはパワーもあるし速い。そして何と言っても小さく美しい。
中を一部開け、内部の精密な構造にうっとりしつつ、埃掃除をしていると、

げげ。内部のギヤが欠けてる!!
今までで一番の失敗した買い物。(初のオークション大負け?)

というわけで部品取りにもう一台買う事に、、、
これはボロくて安かったけど。
バイクのエンジン(3種)、ダイソンの掃除機に続いて、ミシンまで部品取り用のジャンクを購入。
筒縫いが出来るように扉を簡単に外せるようにして、低コストな樹脂板のパネルに変更した後期型のよう。
本当に同じミシンと疑いたくなるほど格好悪い。レーモンド・ローウィーの事務所は許可したんだろうか?



こっちは歯車生きていた!早速交換作業を始めます。


このギアは下糸の釜を回る糸を引っ掛ける所と布地を送る部品を繋げるウォームギヤ(螺旋ギヤ)のようです。
微調整ができるように何処の角度でも固定できる、、、むむむ難しい。
針が落ちてくるタイミングに下糸が引っかかるようにして。



完成!

部品取りには「Mede in Germany」の純正のボビンが、、、こういう仕上げのいいドイツ製って最近少なくなったよね。

アクセサリーの欠品もほぼ揃ってめでたし、めでたし。
こうやって倉庫が部品取りの機械やパーツで埋まっていくんだよ。
最近はミシンなんて家庭用品としての存在が消えつつあるのかな?
素敵な機械なのに。。。
僕らは、この機械で色々作り出していきたいと思う。