Oyadica Houseのできるまで −1・みつける

そもそもなんで家を探し始めたか。
家を改装してみたいから。
そんな不純とも真っ当とも言える理由で、
「面白そうなところに巡り会えたら住んでみよう。」という、至極のんびりした気構えでスタートした家探し。





鼻から新築は頭になく、なるべく「変」なところを選んで、そのなかでも気になるところを数件観に行ってみたものの、そう甘くはない。

ここは住めない・・・と心がつぶやき続け、段々陰々滅々として来た。
このままずーっとどこも見つからないんじゃないか。
そんなある日。というか２００５年秋の始め。都心も都心、東京の真ん中にある物件の情報を入手した。
早速見に行く。

古いが手入れに行き届いたマンション。
の最上階。といっても高層マンションではなく、低層でこじんまりした雰囲気。
なかなか良い感触。
「昼間は明るくてもっといいですよ」の不動産やの言葉を聞き、翌日の昼に再度二人で見に来ることにした。